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運命の死/死のルーンについて
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運命の死/死のルーンについて
へ行く。
1 (2022-04-27 (水) 08:33:31)
2 (2022-05-06 (金) 22:07:34)
目次
関連情報
アイテム
セリフ
関連項目
関連情報
▲
▼
アイテム
宵眼の女王と神肌の使徒に関するもの
薙ぎ払う黒炎
神肌の使徒たちの、黒炎の祈祷のひとつ
黒炎により、前方を大きく焼き払う
タメ使用により、より広範囲を焼き払う
黒炎とは、すなわち神狩りの炎であった
しかし、マリケスが運命の死を封じた時
その力は失われた
神狩りの剣
かつて神肌の使徒たちを率い
マリケスに敗れた、宵眼の女王の聖剣
使徒たちの操る黒炎は
この剣によりもたらされた
専用戦技「女王の黒炎」
剣身に神狩りの黒炎を燃やし、斬り払う戦技
追加入力で追撃に繋げられる
また黒炎は、しばらくの間HPを削り続ける
神肌のおくるみ
すべやかな肌を縫い合わせた
神肌の使徒たちの聖布
攻撃が連続すると、HPを回復する
産まれたばかりの使徒は
これに包まれ、宵眼の女王に抱かれる
そして神の死となるのだ
黒炎の護り
神肌の使徒たちの、黒炎の祈祷のひとつ
自らの内に黒炎をおこし、物理カット率を高める
ただし、あらゆるHP回復量が少なくなる
使徒たちは皆、宵眼の女王に抱かれ
黒炎を内なる鎧とした
黒炎の儀式
神肌の使徒たちの、黒炎の祈祷のひとつ
その高位とされるもの
自身の周囲、円状に黒炎の炎を燃え上がらせる
タメ使用により、その円が大きくなる
使徒たちを率いた、宵眼の女王
彼女は、指に選ばれた神人であったという
黒炎
神肌の使徒たちの、黒炎の祈祷のひとつ
燃える黒炎の玉を投げつける
タメ使用で強化され、爆発を伴うようになる
黒炎は、重い炎であり
ダメージを与えた後、ごく短時間の間
HPを細かく削り続ける
黒炎の刃
神肌の使徒たちの、黒炎の祈祷のひとつ
右手の武器に、黒炎を纏わせる
他の行動の後でも、隙なく使用できる
黒炎は、重い炎であり
ダメージを与えた後、ごく短時間の間
HPを細かく削り続ける
貴種の腹芸
神肌の貴種が振るう古き力
大きく腹を突き出し
周囲を弾き飛ばす衝撃波を生じる
タメ使用で強化され、敵を打ち上げる
それはかつて、神の怒りであったが
貴種の神狩り、その勲章のひとつとなった
神肌の祈祷書
滑らかな皮膚で作られた祈祷書
神狩りの黒炎の祈祷が記されている
祈祷の師に渡すことで
以下の祈祷が学べるようになる
・黒炎
・黒炎の刃
神肌縫い
秘色の刃を持つ、優美な刺剣
神肌の貴種たちの得物
貴種たちの剣技は衆に優れ
武器の大きさに比して、その連撃は
目にも止まらぬほどに速い
神肌剥ぎ
切り裂く鎌の刃と、穿つ螺旋の針を持つ
秘色の両刃剣。神肌の使徒たちの得物
対称性のない異形の両刃剣であり
使用には熟練を要する
神肌の使徒フード
神肌の使徒ローブ
使徒の腕輪
使徒のズボン
滑らかな皮膚を縫い合わせたフード
神肌の使徒たちの装束
神狩りの黒炎を操る使徒たちは
かつて、運命の死に仕えていたという
しかし、黒き剣のマリケスに敗れ
それを封印されてしまった
滑らかな皮膚を縫い合わせたローブ
神肌の使徒たちの黒い腕輪
滑らかな皮膚を縫い合わせたズボン
神肌の貴種フード
神肌の貴種ローブ
貴種の腕輪
貴種のズボン
滑らかな皮膚を縫い合わせたフード
皮ぎしの脂を残しており、ぶよぶよと柔らかい
神肌の貴種たちの装束
貴種とは、最も古い使徒たちであり
人ならぬ諸相を、その身に宿しているという
それは黄金樹の原初、坩堝にも似ている
七面の前掛けを纏った、神肌の貴種たちの装束
腹芸の祈祷を強化する
神肌の貴種たちの黒い腕輪
滑らかな皮膚を縫い合わせたズボン
マリケスに関するもの
黒き剣の追憶
黄金樹に刻まれた
黒き剣のマリケスの追憶
指読みにより、主の力を得ることができる
また、使用により莫大なルーンを得ることもできる
マリケスは、神人に与えられる影従の獣であった
マリカは影従に、運命の死の封印たるを望み
後にそれを裏切ったのだ
冒涜の爪
死のルーンの片鱗が刻まれた岩片
黒き剣の力を逸らすことができる
冒涜の夜、法務官ライカードは
ラニからの謝礼として片鱗を貰い受けた
いつか来る冒涜の時、黒き剣のマリケスに
運命の死たる黒獣に挑む切り札として
マリケスの黒き剣
運命の死を宿したマリケスの黒き剣
その大いなる抜け殻
陰謀の夜に、死の一部が盗まれた後
マリケスはこの剣を、自らの内に封じた
もう二度と、誰にも死を盗ませぬように
専用戦技「運命の死」
運命の死、その残滓を開放し
大剣を地に突き立て、無数の刃を生じる戦技
ダメージを与えると共に、最大HPを減少させ
ごく短時間の間、HPを細かく削り続ける
黒き剣
マリケスの追憶から得られた力
黒き剣の幻影を生じ、前方に跳び
回転しながら斬りつけ、光波を放つ
一度だけ追撃ができる
かつて、運命の死を宿したその剣は
ダメージを与えると共に、最大HPを減少させ
ごく短時間の間、HPを細かく削り続ける
マリケスの兜
マリケスの鎧
マリケスの手甲
マリケスの足甲
黒鉄を金で装飾した獣の兜
黒き剣のマリケスの装備
女王マリカの忠実な義弟にして
その剣に運命の死を宿したマリケスは
すべてのデミゴッドの、怖れであった
怖れを知るからこそ
彼らは英雄だった
黒鉄を金で装飾した獣の胴鎧
黒鉄を金で装飾した獣の手甲
黒鉄を金で装飾した獣の足甲
獣の瞳
爪痕に傷ついた石の瞳
獣の司祭、グラングから渡されたもの
死の根に近づくと、ぶると震えるという
暗紫の瞳孔は、生きているかのように蠢く
乾く…、もっと死を喰らわせろ…
死王子と死のルーンに関するもの
死王子の修復ルーン
死衾の乙女、フィアが宿した修復ルーン
エルデの王が、壊れかけのエルデンリングを掲げる時
その修復に使用できる
それは、2つの欠環が合わさった聖痕であり
死に生きる理を、律の一部とするものである
黄金律は、運命の死を取り除くことで始まった
ならば新しい律は、死の回帰となるであろう
黒き刃の刻印
陰謀の夜、何者かが
黒き剣のマリケスから死のルーンの一部を盗み
暗殺者たちの刃に、その力を宿した
これは、その儀式の刻印であり
陰謀の真実が潜んでいるという
死の呪痕
月の王女ラニの、棄てた肉体に刻まれた呪痕
百足傷の欠環とも呼ばれる
呪痕は、デミゴッド最初の死に刻まれ
円環を為すはずである
だが、デミゴッド最初の死者は二人あり
呪痕は2つの欠環となった
ラニは、肉体だけの最初の死者であり
故に死王子は、魂だけの最初の死者なのだ
死の根
死に生きる者たちを、生み出す源
東の果てにある獣の神殿では
獣の司祭が、これを集め喰らっている
陰謀の夜、盗まれた死のルーンは
デミゴッド最初の死となった後
地下の大樹根を通じて、狭間の各地に現れ
死の根として芽吹いたのだ
民兵スケルトンの遺灰
霊魂の宿った遺灰
民兵スケルトンの霊体を2体召喚する
止めを刺されない限り
何度でも蘇る、死に生きる者たちの霊体
死の根に触れた者たちの穢れた末路
山賊スケルトンの遺灰
霊魂の宿った遺灰
山賊スケルトンの霊体を召喚する
止めを刺されない限り、何度でも蘇る霊体
陰謀の夜の後、狭間の各地に死の根が現れ
死に生きる者たちが生まれたのだ
地図断片:深き根の底
深き根の底の地図断片
黄金樹の、遥か深き根の底は
シーフラとエインセル、両大河の源流であり
狭間の地下に広がる、大樹根のはじまりでもある
蝕のショーテル
ソールの城砦に所蔵される宝剣
蝕まれ、色を失くした太陽を象ったもの
「伝説の武器」のひとつ
ソールでは、それは絶望的畏敬の対象である
人は、大いなる恐れから、目を背けることができない
専用戦技「死のフレア」
色を失くした太陽に、死王子の炎を宿す戦技
それは、死の状態異常効果を持つ
追加入力で斬り下ろし、炎を爆発させる
蝕紋の大盾
蝕の太陽が描かれた、金属の大盾
首のない、霊廟騎士たちの得物
蝕まれ、色を失くした太陽は
魂無きデミゴッドの守護星であり
彼らを、運命の死から遠ざけるという
霊廟騎士の鎧
歩く霊廟を守り続ける、首なし騎士たちの胴鎧
背中の羽飾りは、死の鳥に由来する
それは、自ら首を斬り落とし、殉死した後に
霊としてこの地に留まるための、呪いである
黒き刃
かつて、黒き刃の陰謀の夜に
黄金のゴッドウィンを殺した刺客たちの短刀
その奇妙に捻じれた刃には、儀式により
盗まれた死のルーンの力が宿っている
専用戦技「死の刃」
死のルーンの力を解放し、刃となして放つ戦技
ダメージを与えると共に、最大HPを減少させ
しばらくの間HPを削り続ける
黒き刃、ティシー
「伝説の遺灰」のひとつ
黒き刃、ティシーの霊体を召喚する
陰謀の夜、黒き刃に死のルーンを宿し
黄金のゴッドウィンを殺した暗殺者の一人
ティシーは、黒き刃の長アレクトーの娘であり
王都からの逃亡時、母を守り命を落としている
黒き刃のフード
黒き刃の鎧
黒き刃の手甲
黒き刃の足甲
黒き刃の刺客たちのフード
陰謀の夜の実行犯たる刺客たちは
すべて女性であり、一説には
マリカに近しい稀人であったという
黒き刃の刺客たちの胴鎧
音を立てぬスケイルアーマー
身隠しのヴェールには
僅かに力が残り、足音を抑える
黒き刃の刺客たちの手甲
黒き刃の刺客たちの足甲
メリナに関するもの
使命の刃
使命に旅立つ者に与えられた短剣
この一振りには、その古い持ち主たる
種火の少女の力が残っている
炎と共に歩む者
いつか、運命の死に見えん
専用戦技「黄金の刃」
宙に跳び、武器に黄金の炎を纏わせ
それを刃となして放つ戦技
聖属性のダメージを与える
▲
▼
セリフ
マリケス
獣の神殿(グラング)
「…マリカよ、なぜ…
我を、欺いた…
なぜ、壊した…」
ファルム・アズラ
「運命の死に近づく者よ
もう二度と、誰にも、盗ませはせぬ」
「褪せ人…まさか、お主が…
なぜ…
…だが、もう二度と、誰にも
運命の死、盗ませはせぬ」
「…死よ
今一度、我が剣に」
「もう二度と、盗ませはせぬ…」
「褪せ人…、運命の死を奪い
何を、殺す?」
「…すまぬ、マリカよ
黄金律は、もう、戻らぬ…」
「…我を恐れよ。黒き剣のマリケスを」
メリナ
「狂い火の王…
…必ず、辿り着いてみせる
…そして貴方に
運命の死を」
魔女ラニ
「…ほう、久しぶりだな
あの時は、確かレナと名乗っていたか
トレントも息災のようで、何よりだが
褪せ人よ、何用があってやってきた?
…招待状を出した覚えは、ないのだがな」
>魔女ラニ、陰謀の夜の主犯だろう
「…なるほど、よく調べたものだ
確かに、私は魔女ラニ
死のルーンの一部を盗み、儀式により、それを神殺しの黒き刃となした
すべて私が、やったことだ
…だが、お望みの呪痕は、ここにはない
私は、生来の身体を殺し、棄てていてな
呪痕もそちらに刻まれていよう」
「…何故私が、そんなことを教えねばならぬ
過去を隠すつもりも、後悔するつもりもないが
好き好んで、物乞いに施しをするつもりもない
…お望みの呪痕は、ここにはない。それだけだ
さあ、出ていきたまえ」
「…ほう
お前が私の役に立つと、そう言うのか
そうすれば、呪痕の在り処が探れるとでも?
…
…よかろう
謀を持つ者は、嫌いではない
それに、過去の行い、その傷痕がお前を招いたのなら
…その運命に興味もある
許す。私に仕えるがよい
そして精々、探るがよい」
「…少し、昔話をしようか
…私は、かつて神人だった
デミゴッドの中で、ミケラとマレニア、そして私だけが
それぞれの二本指に見出され、女王マリカを継ぐ、次代の神の候補となったのだ
だから、私はブライヴを授かった。神人の特別な従者としてな
…そして私は、二本指を拒んだ
死のルーンを盗み、神人たる自らの体を殺し、棄ててでも
私は、あんなものに操られたくなかったのだ
…それ以来、私と二本指は、お互いを呪っている
災いの影とは、あやつの刺客なのだよ」
魔術師ロジェール
「ストームヴィルの地下にあった、異形の躯ですか
…あれは遺物なのですよ。黒き刃の陰謀、そう呼ばれる凶刃の夜の
古い黄金樹の盛期、まだエルデンリングが砕ける前
何者かが、黒き剣のマリケスから死のルーンの欠片を盗み
冷たい夜に、黄金のゴッドウィンを弑したのです
それは、歴史上はじめてのデミゴッドの死であり
エルデンリングが砕け、破砕戦争が起こる、その切欠になったと言われています
…私は元々、学者志望でしてね、その陰謀をずっと調べているんです
現状の世界の歪み、それを正そうとするなら
その契機を知る必要があるのではないか、とね
…まあ、お陰でこのあり様ですけどね
貴方も注意してください。あの躯に、触れすぎないように」
「…これは、まさか黒き刃の刻印ですか!
まさか貴方が、手に入れられるとは…
以前お話しした、黒き刃の陰謀の夜…
その実行犯は、永遠の都の末裔たる、暗殺者だと言われています
姿隠しの衣を纏い、銀の鎧に身を包んだ、女性ばかりの一団であったと
そして彼女たちの武器、黒き刃には、儀式により死のルーンの力が宿っていたと
…お願いです。それを私に、一時預けて頂けませんか
時間をかけて、調べてみたいのです
欠片とは言え、死のルーンの力を宿すためには、それなりの儀式が必要です
そして儀式の刻印は、その主の痕跡を、どこかに必ず残すもの…
まして私は、半ば死に侵された身。きっと見えるものがあるはずです」
>「黒き刃の刻印」を渡しました
「…やあ、貴方。お待ちしていました
調べは終わりました。この刻印はお返しします」
>『黒き刃の刻印』
「…それに、儀式の主、つまりは陰謀の夜の主犯も、見当がつきましたよ
月の王女ラニ。王配ラダゴンと最初の妻レナラの、子供たちのひとり
将軍ラダーン、法務官ライカードの兄妹たるデミゴッド
刻印には、彼女の名が隠されていたのです
…貴方には、感謝します
そして、不躾なことを願ってもよいでしょうか
月の王女ラニが、陰謀の夜の主犯ならば
彼女の身体には、運命の死の呪痕が刻まれているはずです
それを、手に入れてはもらえないでしょうか?
…それで、すべて分かると思うのです。私がずっと追い求めた答えが」
「…ラニの居場所は、少し思い当たります
レアルカリアの学院の北に、ある城館があります
そこは、ラニの生家たるカーリア王家の故郷なのですが
近年そこに、王家の旧臣たちが集いつつある、という噂があるのです
ラニは、破砕戦争において行方をくらまし、以来その姿を見たものはいないとされていますが
もしかしたら、故郷たる城館に戻っているのかもしれません」
「月の王女ラニが、陰謀の夜の主犯ならば
彼女の身体には、運命の死の呪痕が刻まれているはずです
それを、手に入れてはもらえないでしょうか?
…彼女は、故郷たる城館に戻っている可能性があります
レアルカリア学院の北にある、カーリア王家の城館に」
「…やはり、貴方には話しておくべきでしょう
死に生きる者たちをご存じですか?
黄金律の理から外れ、死に生きる者たち
Dなどに言わせれば、その存在すら許されぬ、穢れた者たち
…私が、呪痕を求めるのは、彼らを救いたいからなのです
おかしなことを、と思われるでしょう
けれど私は、陰謀の夜を調べる中で知ったのです
彼らは何も侵していない。ただ懸命に生き、それ故に、律の傷に触れてしまっただけなのだと」
「…なるほど…
ラニは肉体を棄て、共に呪痕も棄てたと、そういうことなのですね
俄には信じにくいお話ですが
今の彼女の姿が、貴方の言うような少女人形であるのなら
…あり得ないことではなさそうです
…ふむ…
率直な提案を許して頂きたいのですが…
貴方が、ラニの臣下になるのはどうでしょうか?
ああ、もちろん方便として、ですよ
彼女の棄てた肉体がどこにあるものか、まだ見当がつきません
ですから、彼女に仕え、身辺を探ることで、それを見出して欲しいのです
貴方になら、できると思いますよ
貴方は優秀な戦士だし、それに、どこか人を信じさせるところがありますから」
震える文字で綴られた手紙
ひとつ、伝え忘れていました
Dには弟がいたようです
永遠の都ノクローンの傍ら
水道橋で、ずっと眠っているのだと
そして彼は、その先で
かの死王子に見えたのだと
死衾の乙女、フィア
「…やはり、貴方がやってきましたか
そんな気はしていました
それで、どうされるおつもりですか?
あの乱暴な、黄金律の原理主義者たちのように
我らのすべてを否定するのですか?」
>そうだ
「…分かりました。では、私を殺しなさい
私はゴッドウィンの、死王子の同衾者
死に生きるものたちの、母であったつもりです
ならば彼らへの恨み、憎しみは、
すべて我が身の受けるべきものです
さあ、殺しなさい
否定するのでしょう?
ただ死に生き、自らの王を戴こうとする我らを」
>いや、抱かれたい
「…おかしな方ですね
私は、死に生きる者たちの庇護者
穢れの魔女とさえ、呼ばれる女です
貴方は、それでもなお、私に抱かれてくれるのですね」
「…貴方は、聖痕を見たことがありますか?
デミゴッドの最初の死に刻まれる、百足傷の欠環を
ゴッドウィンの聖痕は、円卓で取り戻しました
けれどそれは、もうひとつ存在するはずなのです
…私はそれを、探さなければなりません
我らが王を戴く、その時までに」
「…ゴッドウィンの死には、聖痕が刻まれました
けれど、その百足傷の欠環は、もうひとつ存在するはずなのです
…私はそれを、探さなければなりません
我らが王を戴く、その時までに
…私はまた、この手を汚すかもしれません
それでも貴方は、私に抱かれてくれますか?」
「これは…、もうひとつの聖痕…
どうして、貴方が…
…ああ、ありがとうございます
これでゴッドウィンは、あるべき最初の死者となり
きっと再びの、偉大な生を得るでしょう
貴方は私の、いえ私たちの、英雄です
私は、なにもできませんが…
せめて一時だけ、強く、抱かせてください」
「…私はもうすぐ、ゴッドウィンと同衾します
そして、きっと宿すでしょう
黄金の王子にしてデミゴッド最初の死者たる彼の、再びの生を
死に生きる者たちのための、ルーンを
貴方に、お願いしたいのです
私の子を、ルーンを掲げ、王になってはもらえませんか
死に生きる者たち、そのあり様を許す
我らの、エルデの王に」
「…お別れですね、貴方
…でも私は、満足しているのです
押し付けられた遺体でなく、自らの意志でゴッドウィンと同衾し
…子を宿すのですから
それに、その子はきっと、貴方の温もりを継いでいる
死衾の乙女として生まれ、これ以上の幸福があるでしょうか」
指読みの老婆
エンヤ
「…あんた、それは…
それは、人の身には決して許されぬことじゃ
黄金樹を焼くは、原初の大罪。まして、死のルーンの力を求めるとは…
死のルーンとは、即ち運命の死
黄金の律のはじまりに、取り除かれ、封じられた影
それを再び解き放つなど…
…指様は、いや大いなる意志が、決して許さないじゃろう
…
…だが、今は…
…今は、指様は止まり、我らには、大いなる意志に触れる術もない
世界と生命は壊れ、指様すら知らぬ、起こるべきないことが起こっている
…どうして、大罪が大罪のままであると言えようか
…だから、あんた、やっておしまいよ
自分が正しいと思うことを、やればいいさね」
「世界樹を焼く火は、狭間の最も高い場所、巨人の大釜に燻っている
けれど、それを燃やすには、特別な種火が必要なのさね
…火の幻視を宿す者、その贄だけが、大釜の火で世界樹を焼くんだよ
そして、死のルーンへの導きとなるのじゃ」
「…死のルーンが解き放たれた
狭間は、暗い死の運命に覆われ
だがそれは、拒絶の刺をも焼いていく
お別れだよ、あんた
きっと、エルデの王におなり…」
深き根の底
「うう、ううう…
…ゴッドウィン様
なんと、醜いことでしょうか
坊ちゃまは、死ぬべきでした
デミゴッド、その最初の死者として
運命の死に殉じるべきでした
それがなぜ、醜態を晒していますか
黄金の貴公子が、死に生きるなどと
そんな、醜いことがあるでしょうか
うう、ううう…」
ロルドの大昇降機
「…ねえ、あんた、婆に読ませておくれよ…
お願いだから、指を、あんたの指を…
(手を見せる)
…あなありがたや
…おう…おおう…
…帰るのじゃ
これよりは、巨人の火の地
近付くことは許されぬ
…
よいか。黄金樹を焼くは、原初の大罪
それは運命の死を解き放ち、やがて世界を殺す
…
そんなことを、誰があんたに許したのじゃ!
指様が、許すはずがない!」
幻影
嵐の麓の地下墓
「……
…正しい死とは、すなわち、黄金樹に還ることなり
待ちなさい。根が貴方を呼ぶ、そのときまで…」
死に触れた地下墓
「……
…なんということだ。我らの死地が穢れている
おぞましい。黄金樹に還るを拒み、死んでなお生きるなどと」
日蝕教会
「……
…おお太陽よ!ソールの冷たい太陽よ!
どうか、蝕まれ給え
魂無き骸に再誕をっ…」
ソールの城砦、屋上
「……
…申し訳ありませぬ、ミケラ様
まだ、太陽は蝕まれませぬ。我らの祈りが弱いばかりに
貴方の友は、魂無きままなのです…
…もう、見ることは叶わないでしょう
貴方の聖樹を」
▲
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関連項目